萩の里リハビリ道場の活用(歩行訓練用トラック編)

秀慈会には、屋外活動(外出や買い物等)を支援するための設備や器具があるリハビリ道場という施設があります。
今回は、このリハビリ道場の歩行訓練用トラックを活用したデイケアのリハビリについてご紹介させて頂きます。

リハビリスタッフと歩行訓練を行う利用者様

写真左の男性利用者様は大正生まれの90代ですが、「15分程歩ける体力をつけて、散歩が出来るようになりたい」というリハビリの目標があります。この目標を達成するために、リハビリ道場内にある歩行訓練用トラックを活用しています。

このトラックは1周100mあり、利用者様の体力に合わせて歩行訓練を行っています。またこのトラックには、横断歩道の距離が想定された区間や、芝生や砂利道を想定した区間があります。このトラックを活用して、散歩の際に必要な屋外歩行時の体力やスピードの向上を目指していきます。

歩幅を確認しながら歩行訓練

こちらは、歩幅を確かめながら歩行できる区間になります。
3種類の幅(45cm、55cm、65cm)があり、性別や能力に合わせて、歩幅を広げて歩けるようになるための訓練を行っています。 歩幅は、歩行の特にスピードにおいて重要な要素になります。散歩をできるようにしていくには、信号が変わる前に横断歩道を渡り切れるかなど、スピードも考慮した訓練が必要になります。

このように、利用者様の目標に合わせて、リハビリ道場を活用しながら計画的にリハビリを行っています。利用者様の自立を支援できるように、または今現在の楽しみや生きがいをこれからも続けられるように今後もサービスを提供していきます。