言語聴覚士(ST)によるリハビリのご紹介

加齢や病気など原因は様々ですが、食べ物が上手く飲み込めなくなったり、言葉が上手く出せなくなってしまう事があります。 
もしそのような状態になってしまっても、お口を中心とした専門的なリハビリを行うことで状況の改善が見込まれます。 
当法人には、口腔リハビリのスペシャリストである言語聴覚士(ST=Speech Therapist)が複数名在籍しています。 
今回は老健「萩の里」で行われているSTによるリハビリテーションをご紹介いたします。 
 
萩の里では摂食嚥下訓練として、ものを噛んだり飲み込んだりする機能を改善する為に口腔器官の運動や首の筋力トレーニング等を行っています。 
利用者様の中には徐々に筋力が低下して喉に食べ物が残りやすくなり誤嚥(ごえん)性肺炎のリスクを抱えている方もいます。 
誤嚥せずに安全に食事を摂取できるよう必要に応じてSTによる評価を行い、利用者様に合った食事形態(お食事の柔らかさや刻み方等)の提案を行っています

舌や口唇など口腔器官の動きが悪くなり、発話に不明瞭さを認める利用者様には明瞭度の改善を目標とした構音訓練を行っています。加えて声量の低下や声質の変化により、コミュニケーションがとりにくくなっている場合、呼吸・発声訓練も実施しています。

失語症により「聞く・話す・読む・書く」それぞれの機能に障害を認め、言葉が出にくく非流暢な会話になってしまう、文字が思い出せず文章が書けない等の問題を抱える方もいます。 
そんなご利用者様には、検査を実施し、絵や文字のカード、情景画などを用いた理解や表出の訓練を実施しています。また、コミュニケーションが円滑に行えるよう代償手段の提案も行っております。 

このような口腔に関する様々な問題に対して、ご利用者様1人1人に検査や評価を行い、専門的にアプローチしご利用者様の状態や必要性に応じて生活の質を高める為の指導や助言、リハビリなどを実施していきます。 
 
みなさんも体だけでなくお口の健康も気にかけてみてください!

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